季節の変わり目に知っておきたいスキン&ヘアケア
夏が終わり、肌寒くなってくると、すぐに「あれ、乾燥が気になる」と感じることが多くなります。35歳を過ぎた頃から、私も同じように肌や髪が乾燥しやすくなり、それに気づくようになりました。
多くのお客様からも、「肌や髪の乾燥が気になるけど、何を使えばいいの?」という質問をよくいただきます。
この記事では、そんな乾燥シーズンに向けて、特に50代以上の方がすぐに取り入れられるスキンケアとヘアケアの方法をお伝えします。
乾燥対策を始める前に知っておきたいこと
肌や髪が乾燥する原因は一つではありません。季節の変わり目には、気温や湿度の変化が急激に起こり、体に大きな影響を与えます。特に秋から冬にかけては、次のような理由で乾燥が進みがちです。
1. 紫外線の蓄積ダメージ
夏に受けた紫外線の影響は、秋になってからじわじわと表面化します。紫外線は肌のバリア機能を弱め、日焼けによる火傷のような状態を引き起こします。その結果、肌は突っ張り、乾燥が進行しやすくなります。
2. 冷えによる血行不良
気温が下がると、体は冷えやすくなり、血流が滞りがちになります。血行不良は、肌や頭皮に十分な栄養や酸素が行き渡らなくなり、潤いを自ら保つ力が低下します。これにより、乾燥が加速してしまうのです。
3. 湿度の低下
冬になると空気中の湿度が低下し、肌や髪の水分が奪われやすくなります。暖房の使用も、室内の乾燥をさらに悪化させる要因の一つです。
これらの要因が重なることで、肌や髪は乾燥しやすくなり、トラブルを引き起こすリスクが高まります。次のステップでは、具体的な乾燥対策を紹介していきますので、しっかりと準備していきましょう。
1日一度の保湿では足りない理由
私が一番お伝えしたいのは、一日一度の保湿では少ないということです。朝のスキンケアやヘアケアをしてそのまま一日中持たせようとしても、実際には十分ではありません。
例えば、髪のセットを考えてみてください。朝どんなに頑張ってもヘアセットが夕方まで完璧に持つことは少なく、昼休みにはもう一度整えたりしますよね。
肌や髪の保湿は、朝の一度きりでは乾燥が進み、夕方には潤いが足りなくなってしまいます。
これを食べ物に置き換えて考えるとさらに分かりやすいでしょう。切った果物や野菜、お肉や魚もそのまま放置すれば、水分がどんどん蒸発してしまいます。ですが、ラップをかけることで乾燥を防ぐことができますよね。肌や髪もこれと同じで、水分を補給した後にしっかりとラップをかける、つまりオイルや乳液で「蓋」をすることが必要です。
保湿の基本は、水分を肌に与えた後、その水分が逃げないようにオイルや乳液でしっかりと閉じ込めることです。この「ラップをかける」ステップが抜けてしまうと、肌は再び乾燥してしまい、せっかくの保湿が無駄になってしまいます。
肌や髪を守るためには、こまめに保湿を行い、しっかりと「蓋」をすることで、乾燥から守ることができるのです。
保湿ケアについてよくある疑問
Q. 具体的にどのくらいの頻度で保湿をすればいいの?
一日一度の保湿では足りないと言われると、「じゃあ、どれくらいの頻度で保湿すればいいの?」と疑問に思われるかもしれません。理想的なのは、朝と夜のスキンケアに加えて、日中にもこまめに保湿することです。特に外出中や乾燥が気になるときには、ミストタイプの化粧水や、軽い乳液を上から重ねることで、水分を補給し、潤いをキープすることができます。
Q. オイルや乳液の量はどれくらいが適切?
「蓋をする」とはいえ、オイルや乳液をたっぷり塗る必要はありません。あまり多く塗りすぎると、かえって肌がべたつき、負担になることも。適量は、肌がしっとりと潤いを感じる程度。乾燥がひどい箇所には少し多めに塗り、顔全体には薄く均一に伸ばすことがポイントです。
Q.髪の保湿ケアについて
髪にも同じく保湿が必要です。特に冬場は乾燥で髪がパサつきやすくなるため、水をスプレーしてからオイルやバームを塗ることをお勧めします。これにより、髪に水分を補給した後にオイルやバームでしっかりと「蓋」をして、水分を閉じ込めることができます。
注意点として、オイルやバームは髪の根元には直接つけないようにしましょう。根元につけてしまうと、髪が重くなり、べたつく原因になります。特に毛先を中心に、少量のオイルやバームを使って、全体をなめらかに整えることで、髪の保湿がしっかりと保たれ、静電気によるダメージも防げます。にも同じく保湿が必要です。特に冬場は乾燥で髪がパサつきやすくなるので、ヘアオイルやバームを使用して髪の水分を閉じ込めるのが効果的です。髪の毛先には少量のオイルをつけて、全体をなめらかに整えることで、静電気によるダメージも防げます。
まとめ
季節の変わり目には、肌や髪の乾燥が特に気になるものです。私が一番お伝えしたいのは、一日一度の保湿では足りないということ。朝のスキンケアだけでは夕方まで潤いを保つのは難しく、日中もこまめに保湿をすることが非常に重要です。
ただ、メイクをしている場合には、途中で保湿を加えるのは難しいと感じる方も多いかと思います。そのため、日中でも無理なく保湿できる方法については、今後さらに詳しくご紹介していきたいと思います。
毎日のケアに取り入れることで、乾燥を防ぎ、潤いのある肌と髪を保つためのサポートをいたしますので、ぜひお楽しみにしてくださいね。
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